パソコンとWiFiルーターを接続するには2種類の方法があります。ひとつは通常の無線通信、そしてもう一つはUSBケーブルで繋げる有線通信です。
無線通信はコードがないぶんスッキリとして扱いやすいですが、USB接続で行う有線通信は無線通信にはない多くのメリットがあります。
USB接続は非常に便利なので、パソコンを使う方はぜひ一度試してみてください。
USB接続のメリット
通常の無線接続に比べて、WiFiルーターとパソコン間の無線通信が省略されるので、通信速度がアップする可能性があります。
環境に左右されやすい無線通信に比べて、有線接続はケーブルが抜けでもしない限り、接続が途切れてしまうなどということも起こらないので、より通信が安定するとも言えるでしょう。
USB接続している間は充電も同時に行われるので、電池切れを心配する必要もありません。
また無線LANを内蔵していないパソコンでもWiFi通信ができるようになるため、そのようなパソコンを使う方は必須になります。
こんな方にオススメ!
・通信速度を少しでも上げたい
・通話や配信など安定した通信を行いたい
・パソコンに無線LAN機能がついていない
USB接続のデメリット
USBケーブルで接続を行うため、配線が増えてしまいます。WiFiルーターを遠くに置くことも難しくなるため、ノートパソコンなど頻繁に場所を移動する方は煩わしく感じるかもしれません。
またルーターの種類によっては、屋内で電波受信がしづらい機種もあります。そのような場合は、ルーターを窓際など外に近い場所に設置する必要があるので、長いUSBケーブルが必要になります。
USB接続にはほとんどのWiFiルーターが対応しており、通常はケーブルで繋ぐだけで自動的に接続ができます。
しかしまれにドライバーの自動インストールが行われない場合があり、そのような際には手動でインストールする必要があります。
こんな場合は注意!
・ケーブル類はできるだけ増やしたくない
・パソコンのOS、ルーター機種によってはドライバのインストール作業が必要になる場合がある
USB接続の方法
USBケーブルでパソコンとルーターを繋ぐだけです。設定などは一切行わなくても、そのまま有線通信を行うことができます。
しかしパソコンのOSやルーター機種によっては、ドライバーのインストールが必要になる場合があります。
USBケーブルで繋いだのに、ネットに接続できない。などといった場合には、下記手順でドライバーをインストールしましょう。
ドライバーインストール方法
USBケーブルを繋ぐと「ドライバーインストールを行いますか」のようなメッセージが表示される場合があります。その時はメッセージ上の手順に従えば、インストールが完了します。
メッセージが表示されない場合は、マイコンピュータなどから接続デバイスを確認しましょう。接続したルーターを認識していれば「WiFi」や「SoftBank 303ZT」などの機種名が表示されています。
そちらをクリックするとインストールが行われます。クリックしてフォルダが開いた場合は、中にある「◯◯.exe」と末尾に記載されているファイルを実行して下さい。
注意点!
ほとんどの場合、インストールが完了しても「完了しました」のようなメッセージは出てきません。
そのためちゃんとインストールできたか不安になる方も多いと思いますが、実際にネット通信が行えているのであれば問題なくインストールが完了しているので、安心して下さい。
ここが気になる
・有線接続をしながら複数台と繋ぎたいのだけれど
可能です。USB接続をしながら、他の機種と無線通信を行うことになります。無線接続の方法は通常と変わりありません。
・USB接続しているのに接続台数がゼロのままなのだけれど
正常な動作です。無線通信の場合、WiFiルーターのモニター上には接続台数が1台から表示されますが、有線接続では数字が「0」のままです。
ネットに繋がっているのであれば、端末に問題はないので安心して下さい。
パソコンで使う方ならUSB接続が絶対おすすめ!
USB接続にはほぼ全てのWiFiルーターが対応しています。使い方もUSBケーブルで繋げるだけと非常に簡単なので、パソコンをご利用の方はぜひ一度、USB接続を試してみてはいかがでしょうか。
コードが増えるなど物理的なデメリットも僅かにありますが、それ以上にメリットの方が遥かに大きいと言えるでしょう。
ノートパソコンなど移動しながら出先で使う方も、自宅のデスクトップパソコンで使う方も、通信環境を整えて快適なWiFi通信を目指していきたいですね。
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